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虫歯予防のフッ素について

こんにちは、並木町歯科です。

今回はフッ素についてお話していきます。

 

 虫歯予防にはフッ素!と言いますが、なぜフッ素がいいのかはご存知ですか?

 

 フッ素を歯に取り込むと、、、 

 

 ・虫歯になりかけていたところを元に戻す 

 

・歯に付着した細菌の成長を抑制する 

 

・脱灰(飲食などによってお口の中が酸性に傾くこと)を抑制する 

 

・再石灰化(酸性に傾いたお口の中を中性に戻すこと)の促進 

 

 など様々な良いことがあります

 

 フッ素入りのものといえば、歯磨き粉や洗口液などがあげられます。また、定期検診の際に、濃度の高いものを塗布する方法もあります。 

 

また、フッ素は魚介類や野菜、肉類、お茶など日常で口にする飲食にも含まれているのです。

 

フッ素は危ないから使わない。フッ素は危険。等と思われている方も中にはいるかと思います。では、日常的に口にするものなのになぜ、危ないと言われているのでしょうか? 

 

それは、フッ素単体はハロゲンの一つであり猛毒だからです。フッ素は単体で存在することはなく歯科では『フッ化ナトリウム』というナトリウムと化合されたものを使用しています。その為、適正量であれば安全に使用する事が出来るのです。 

 

逆に適量以上であると中毒症状が出てしまう事があります。

 

特にお子様の歯磨き粉は、使用しやすい様に甘く作られているので使い過ぎには少し気をつけて頂ければと思います。

 

 フッ素入りの歯磨き粉の場合の適正量についてですが

 

 歯が生えて〜2歳  米粒程度(1〜2㎜/900〜1000ppm)

 

 3〜5歳  グリンピース程度(5ミリ/900〜1000ppm)

 

 6歳〜成人 歯ブラシ全体(1.5㎝〜2㎝/1400〜1500ppm)

 

となっています。

 

また、歯磨き後は10〜15mlのお水を含み一回だけゆすぐことがより効果的とされています。 

 

寝る前のフッ素洗口液の使用は 更に効果があるとされています。洗口液は歯ブラシだけでは届きにくいところにまでしっかりフッ素が届くだけではなく、寝る前に使用する事で、唾液の分泌が1番少ない時間とされている就寝中にフッ素がお口の中に停滞してくれるのです。

 

 フッ素洗口液の使用法は 5〜10mlを口に含み、30秒間歯全体に行き渡るようにブクブクうがいを行います。

 

 そして、ゆすいだあと30分間は飲食を控えてフッ素がしっかり歯に定着しやすくする事がポイントです。

 

 お子様に使用する際は、管理はもちろんですが、飲み込んでしまわない様に必ずブクブクうがいができる様になってから使用しましょう。

 

洗口剤等、当院でもお取り扱いがございます。スタッフまでお声掛けください。