こんにちは。並木町歯科です。
前回、唾液の働きについてお話しました。そこで今日は、唾液の分泌が減少るとどうなるのか、お話します。
唾液の働きには様々な良い作用があることをおわかりいただけたと思います。しかし、反対に唾液が減ってしまうとどうなるのでしょうか。
①虫歯のリスクが高くなる…唾液の減少により歯質の保護、自浄作用、緩衝作用が低下するため、虫歯ができやすくなります。
➁歯周病のリスクが高くなる…唾液の減少によりお口の中の抗菌作用が低下するので、歯周病の原因最近が増え、歯周病のリスクが高くなります。
③上気道感染症(かぜ症候群)のリスクが高くなる…唾液の減少により、抗菌作用が低下するので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
④誤嚥性肺炎のリスクが高くなる…加齢に伴い嚥下機能は低下しますが、唾液の減少によって、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるともいわれています。
どうでしょう?唾液の減少により、さまざまなデメリットが分かりますね。
以上のことから、唾液の力は健康にとても重要な役割を果たしていることがわかって頂けたと思います。
又、虫歯や病気のリスクが上がるだけではなく、お口が乾燥すると不快感を感じやすかったり、舌がヒリヒリします。生活そのものが快適になることも。唾液不足による問題を理解し、適切な対策をすることでお口の健康を維持し、生活の質を向上させることができます。