· 

もうすぐ認知症予防デー

 こんにちは。並木町歯科です!

 

 6月14日は「認知症予防デー」ってご存じでしたか?

 高齢化が進む中で、認知症は誰にとっても身近なテーマになってきています。

実は、歯とお口の健康が認知症の予防に深く関わっていることが、最近の研究でわかってきているんです。

 

 その中でも注目されているのが歯周病と認知症の関係です。

 

 歯周病というと、歯ぐきが腫れたり、出血したりする病気というイメージが強いかもしれません。

でも、実はそれだけではないんです。

歯周病は歯肉の奥(歯周ポケット)にいる細菌が血流にのって全身を巡り、脳にまで影響を与えることがあるとされています。

 

 最近の研究では、歯周病菌の一種がアルツハイマー型認知症の原因物質と関係している可能性があるという報告もあります。つまり、歯周病を放っておくと、将来の認知機能にも悪影響を及ぼすということなんです。

 

 認知症の原因の1つとされている歯周病を予防するには…定期的な歯科検診と、毎日の丁寧な歯磨きで、予防できます。個人差がありますが特に40代以降は、歯肉の衰えが始まる時期でもあるので、年に2〜3回は歯科医院でメインテナンスしましょう。

 

 また、しっかり噛むことも脳の活性化につながります。歯がそろっていて、きちんと噛める状態を保つことは、実は脳への刺激にもなっているんですよ。お口の健康を保つことが、元気な脳を守ることにつながるなんて、ちょっと驚きですよね。

 

 この「認知症予防デー」をきっかけに、ご自身やご家族のお口の状態を見直してみてはいかがでしょうか?

 

 お口から始める健康習慣を始めていきましょう!

 

 ※写真は認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクター「ロバ隊長」です。昨年、並木町スタッフで認知症サポーターの講座を受講しました。ロバ隊長は、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指す取り組みの象徴です。ロバのように急がず、一歩一歩着実に進んでいくという意味が込められています。