
こんにちは。並木町歯科です!
ここ最近、毎日真夏のように暑く、水分補給を意識していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
暑い日が続く中、熱中症対策として「こまめな水分補給」が大切ですよね。テレビやネットでも熱中症の予防を強く呼びかけています。
でもここで、歯科衛生士としてひとつ気になることがあります。
それは…
「水分補給=甘いジュースやスポーツドリンクばかり」になっていませんか?
甘い飲み物は虫歯のリスクを高めます。ご存じの方も多いと思いますが、ジュースやスポーツドリンクには、思っている以上にたくさんの砂糖が含まれていますよね。例えば500mlのスポーツドリンク1本に、角砂糖約7〜9個分の糖分が入っていることもあります。
これをこまめに何度も飲んでいると、口の中に糖分が残り、虫歯菌の活動が活発になる環境が作られてしまうんです。
しかも、汗をかいていると唾液の分泌も減るため、唾液による自浄作用も弱まりがち。つまり、暑い時期は虫歯になりやすい条件がそろいやすい時期でもあるのです。
虫歯を予防しつつ、しっかり水分補給をするためには、ポイントがあります。
・ 基本は「水」または「無糖のお茶」にしましょう。糖分を含まない飲み物なら、何度飲んでも虫歯のリスクは低くなります。特に麦茶はカフェインも少なく、熱中症対策にもおすすめですよ。
・ スポーツドリンクを飲むなら「タイミングと量」に注意しましょう。激しい運動や大量に汗をかいたときはスポーツドリンクを飲んでもOK。飲んだあとは、お水でうがいをして口の中をリセットするのも効果的です。
・ 歯磨きをしましょう。とくに夜寝る前は、丁寧な歯磨きを心がけましょう。
ポイントを3つにまとめてみましたが、できそうですか?
熱中症対策とお口の健康は、どちらも大切ですよね。「水分補給=甘いジュース」ではなく、お口にも身体にも優しい水分補給を心がけて、暑い日を元気に乗り切りましょう!