
こんにちは。並木町歯科です!
今日は、「歯を抜いたあとは、どうなるの?」「気をつけることはあるの?」といった、ご質問について、お話しますね。
抜歯したあとのお口の中はどうなるのでしょうか。歯を抜いたあとは、その場所に小さな穴ができ、これを「抜歯窩(ばっしか)」といいます。
その穴には、自然と血がたまって「血餅(けっぺい)」という血のかたまりができます。この血餅は、傷口をふさぎ、きちんと治していくための大切な役割をしてくれます。
ですので、抜歯のあとはこの血餅が取れてしまわないよう、そっとしておくことがが大切です。
抜歯後、お口の中は、少しずつ、自然に治っていきます。
・ 抜歯した日〜翌日くらいまで
血餅ができて、出血が止まります。この時期に強くうがいをしたり、頻繁に口をゆすいだりすると、血餅が取れてしまうことがあるので注意しましょう。
・ 1〜2週間くらい
傷口がふさがり始めて、歯ぐきが少しずつ元に戻ってきます。
見た目にも落ち着いてきますよ。
・ 1ヶ月ほど
歯ぐきの表面は、ほぼ治っている状態になります。ただ、歯のまわりにあった骨は、もう少し時間をかけて回復していきます。
・ 数ヶ月〜半年くらい
骨の部分もしっかり修復されて、だんだんと安定していきます。人によって回復のペースは少し違います。
抜歯をした後、当日の注意店がいくつかあるのでチェックしましょう!
・強くうがいをしないようにしましょう
・歯磨きの時は抜歯窩に歯ブラシを当てないようにしましょう
・お酒や激しい運動は、しばらくお休みしてください
・お薬が出ている場合は、決められた通りにきちんと飲んでくださいね
・痛みが強くなったり、腫れがひどくなった時は、ご連絡ください
歯を抜いたあとは治療方針を決めましょう!歯を抜いたあと、そのままにしておくと、少しずつ周りの歯が動いてしまったり、かみ合わせが変わってしまうことがあります。また、顎の骨がやせてしまうこともあるんです。
そうならないよう、必要に応じて「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」など、治療を行い、しっかり食事ができるお口の中を目指しましょう。
抜歯は、どなたにとっても少し緊張するものだと思います。それに、抜歯をするって少し悲しいですよね。抜歯になってしまった歯は残念ですが、他にも歯が残っている方は、その歯をしっかり守っていきましょう。