
こんにちは。並木町歯科です!
夏本番となりましたね。今年はあまり雨が降らなかったので、水不足が心配されている今日この頃…。
日中の暑さはもちろん、夜も寝苦しい日が続いていますが、皆さんぐっすり眠れていますか?
さて、今日はこの季節に特に気をつけていただきたい「ナイトガード」の取り扱いについてお話しします。
ナイトガードとは、主に就寝中の歯ぎしりや食いしばりを防ぐために使用するマウスピース型の装置です。当院でも適応がある方には処方しています。
ただ、そんなナイトガードにも夏ならではのトラブルがあることをご存知でしょうか?
時々耳にするのが、「形が変わった気がする」「ニオイが取れない」というご相談です。
ナイトガードは熱に弱いため、うっかり熱いお湯で洗ってしまったり、直射日光が当たる場所で保管したりすると、柔らかい素材が変形してしまうことがあります。
特に夏場は、洗面所や車の中などが高温になりやすいため、何気なく置いていたつもりが、気づかないうちに変形していた…というケースもあります。変形すると、装着時のフィット感が悪くなったり、場合によっては歯や顎に負担がかかってしまうこともあるので要注意です。
また、臭いのトラブルもよく起こります。夜使ってそのまま湿った状態でケースにしまうと、細菌が繁殖しやすくなり、ニオイやヌメリの原因になります。汗をかきやすい季節ですから、口腔内の状態も変化しやすく、ナイトガードも影響を受けやすいのです。
こうしたトラブルを防ぐためには、毎日のケアが大切です。まず、ナイトガードは冷たい水でやさしく洗いましょう。熱湯は絶対に避けてください。洗ったあとは、通気性のよいケースで保管するのがポイントです。また、専用の洗浄剤を使ったお手入れもおすすめです。お口に入れるものだからこそ、清潔に保っていただけると良いと思います。
もし、「なんだか合わない」「違和感が出てきた」「臭いが気になる」といった変化を感じたら、無理に使い続けず、当院までお気軽にご相談ください。ナイトガードは毎日使うものなので、少しの変化にも早めの対応が大切です。
暑さに負けず、健康な歯を守っていきましょう!