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歯科用金属

5月も終盤に差し掛かり、暑い日や雨が降る日などジメジメした日が目立ってきましたね。

熱中症対策にこまめに水分補給するように心がけたいものです。

 

さて、話は変わり歯科のお話。

 

今回は歯科用金属についてです。

 

ここ最近、ニュースを騒がせているロシアのウクライナ侵攻。

 

意外にもこの件のせいで歯科業界が困っています。

 

なぜ困っているかというと

パラジウム原産国ロシアに対する経済制裁の影響で歯科用金属であるパラジウムの価格が高騰しているからです。

 

歯科材料に使われている金属は金、銀、パラジウムなど貴金属を使っており、少量でも非常に高価です。

 

そこに追い打ちをかけるかのようなパラジウム高騰。

 

比較的安価に治療ができる保険制度でも高くなってしまっているんです。

 

また、もともと金属にはアレルギーが存在します。

 

人によっては歯科用金属が皮膚や口腔粘膜が荒れる原因になってしまいます。

 

そんな使いづらくなってきている金属材料。

 

なるべく使わないようにと、近年歯科ではセラミック、ジルコニアなどの新しい材料を使う傾向になってきています。

 

お口の中に金属が入っている方のなかで、口内炎、皮膚炎など金属アレルギーの症状に悩んでいる方はぜひご相談下さい。