こんにちは、並木町歯科です。
早いもので今年ももう9月になりましたね。
今回は、歯周病菌について簡単にお話ししようと思います。
実は歯周病菌は、病原性の強弱によりグループ分けがなされています。
中でも、非常に強い病原性を持つ菌が3種類あります。
今回はこの3種類の菌を簡単にご紹介していきます。
歯周病菌の中でも特に強い病原性を持つ、ポルフィロモナス・ジンジバリス(通称P.g.菌)をはじめ、T.d.菌、T.f.菌の3種類の菌が、病原性の高い「レッドコンプレックス」と呼ばれています!
P.g.菌はヒトの組織に侵入する能力が非常に高く、歯周病も重症化しやすくなると言われています。
炎症を起こした歯肉から血管内に侵入し、心臓や脳にも運ばれ、脳梗塞や心筋梗塞などの全身疾患を引き起こすきっかけとなります。認知症の発症も引き起こす可能性があります。
「歯周病は、全身疾患と関連している」と耳にした事がある方もいらっしゃると思いますが、実はこの様な経路があるのです。
菌は目に見えないものだからこそ、どのような歯周病菌がいるのか、また、お口の中のリスクを知ることも大切です。お口の中のクリーニングも大切ですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
今回のブログの写真欄にレッドコンプレックスの図を載せさせて頂きました。
興味がある方はご覧下さい。