こんにちは、並木町歯科です。
長袖が必要な秋らしい気候の日が増えてきましたが、まだまだ寒暖差がありますね。
皆さまご体調を崩されないようお気をつけください。
さて、カリエスという言葉を聞いたことがありますか?
カリエスとは脊椎や歯などの骨髄組織が乾酪性壊疽に陥った状態を意味する医学用語です。何かむずかしいですよね。
しかし、歯科用語でカリエスとは、「むし歯」のことをいいます。
小学生・中学生は、学校での歯科検診の時にC1、C2などと、歯科医師が言っているのを聞かれたことがあると思います。
このCがカリエス(虫歯)のことです。
むし歯の進行段階はC0~C4で表します。
ただC0の読み方は、シーゼロではなく、シーオーが正しい読み方となります。
CОとは、「要観察歯」を表す英語の頭文字を取ったものです。
C0 歯の表面に白濁が表れている状態。まだ痛みはなく、穴も開いていません。正しいブラッシングによるケアで菌を除去できます。
C1 エナメル質でむし歯が発生。まだ痛みはほとんどなく、黒くなっている箇所が見られます。1回の治療で防ぐことが出来ます。
C2 神経とつながる象牙質までむし歯が進行。冷たいもの甘いものが沁みます。噛むとチクチクとシャープな痛み。
C3 むし歯が歯髄腔(神経、血管)まで到達。冷たいもの、熱いものも凍み、痛みがあります。
c4 歯の歯冠部分がほとんどなくなって、歯根だけになってしまった状態。神経はすでに死んで細菌は口の中いっぱいに増殖。化膿、悪臭を放ったりします。治療はほぼ不可能です。
1日も早く歯を抜いて、傷の治りを見て今後どのように噛むかを検討する必要があります。
日頃から定期的に歯科医院で、歯の状態をチェックしてもらっていると安心ですね。もし虫歯が出来てしまった場合には、早期治療が大切です。